僕はどう生きるか。そして僕たちはどう生きるか。

参った。本当に打ちのめされた。

多少なりとも好意を持っていた本が、
あまつさえ子供ができたら与えようと思っていた本が
こんな可能性を含んでいたなんて考えもしなかった。

もちろんこれはフィクションであり
インジャのような出来事が本当にあったとは限らない。
しかし、そんなことが起こる可能性は絶対にないとは言い切れないし
一件でも起こってはならない類のことだ。


『震災後』で人間のすばらしさを再認識し勇気をもらった。
でも『僕は、、、』でその同じ人間が為し得る醜悪な行為を突きつけられた。
『僕は、、、』ではもちろんそれがメインではないけれども
なまじっか知っていた本だけに自分がいかに物事に対して深く思考していないかを思い知れされた。

僕はもっと深く、注意深く、丁寧に、多角的に、物事を見つめなければならない。
やはりこんなことを話す相手が必要なのかもしれないな。