泣いたら駄目だ。考えられなくなるから

人間は何故これほどまでに文明を発達させたのか。
それは同胞の死を堪え難い程に哀しく感じる唯一の動物だからこそ
その悲しみを少しでも減らそうとした結果なのではないか。

この仮定が正しいとするならば
まだまだ世界の大部分が悲しみで溢れている以上僕らは歩みを止めてはならない。
確かに地震と原発でとても深く傷ついたのだがそれでも止まってはならない。

それが今を生きている者の責任だと思うから。

今まで人間が歩いてきた道は決して間違っては居ない。
世界はどんどん豊かになっていて悲しみの絶対量は減ってきている。
もちろん時には上手く進めないこともあっただろうし
現に今は方向を見失っているかもしれない。
それでも立ち止まったり逆戻りしたりすることは絶対にいけないんだ。
それは今まで引き継いできた歴史を、人間を、否定することになってしまう。

だから俺は歩き続けるよ。高みを目指し続けるよ。
どんどん幸福になって世界を幸福で底上げしてやるさ。